稲村理紗のお仕事とその周辺ブログ。
2008年09月30日 (火) | Edit |
先日私の職場で、
もちよりカフェ」という座談会が開催されました。

これは、
毎回テーマに沿った情報や物を参加者が持ち寄って、
お茶を飲みながらわいわい情報交換するという催し。

先日の回のテーマは、
「読書の秋におすすめの一冊」でした。

参加者は、女子高生からサラリーマン主婦の方まで老若男女様々。
普段は絶対に接点がないであろうと思われる方々が、
「本」という共通テーマのもとに会しました。

一人3分程度で、
自分のおすすめ本の紹介をしてもらいましたが、
好きな本について語るときの
皆さんの表情や身振り手振りが活き活き!

とても流暢にプレゼンする人、
たどたどしくも自分の言葉で想いを伝える人。
一人一人の本に対する思いがひしひしと伝わってきて、
会場は静かな熱気に包まれました。

おすすめの本を一冊にしぼりきれず、
5冊6冊と持ってきてくださる方もたくさんいらっしゃいました。
前日、本棚の前でウンウン悩んだろうな~と思うと、
おもわず顔がほころびます。

本好きどうし皆さん話が盛り上がり、
時間が終わったあともおしゃべりがとまらず、
1時間ほど各々自由に交流をしていました。


今の時代、
本の情報などはインターネットなどで
すぐに手に入れることができます。
なのに、なぜ皆さんはわざわざバスや車などで足を運び、
参加費を払ってでもこのような会に参加するのでしょう。

それは、
ネット上では感じられない“人のぬくもり”
がそこにあるからではないでしょうか。

パソコン上の文字になることで排除されてしまった、
人の言葉にこもる思いや熱気があるからです。

そして、
「どんな人がどんな本を持ってくるのか」というわくわく感
異質の人との交流から生まれる
“思いがけないコト”を求めているのではないでしょうか。

効率よく情報を手に入れたい。
つながりたい人とだけつながりたい。
便利を求め、心地よさを求め、
いろいろなものを排除してきたけれど、
実はそこに大切なものも一緒に排除してしまっていたことに、
多くの人が気づきはじめているのではないでしょうか。

小さな座談会の、
思いがけない盛りあがりに、
ふとそんなことを思いました。


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